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2020-04-23

おんぶかつぎ方(一本ひも)

「おんぶはいつからしてもいいのでしょうか?」と良く聞かれます。
答えは一つではないのですが、私の思いをお話しますね。

くびがすわるまでは、絶対しない方がいい。多分これはすべてと言って良いほどの方がそういわれるでしょう。

くびがすわってからなら大丈夫だと言われる方があります。一昔前の日本では、首がすわったらしてもいいと言われている方も多くありました。
でも、まだ自分で座れない子は、重力が縦にかかるのでかなりの負担だと思います。
どうしても、この時期からしないといけない場合は、おんぶをする人の姿勢が大事です。重力が縦にかからないように、常に少し斜めの姿勢にして、赤ちゃんが背中にもたれるような姿勢をキープする必要があります。
蹲踞(そんきょ)という姿勢でもあり、スクワットをするような姿勢でもあるのですが、それは、昔の日本人は和式トイレだったので得意だったのですが、今は出来ない方が多いです。
その姿勢が無理な場合は、もう少し待った方が良いと思います。
ただし、いろいろな生活スタイルがあり、家族環境があります。どうしてもおんぶをする必要がある場合は、できる限り最低限の時間にするということを心がけてください。

私は、完全に腰がすわってから。出来ればつかまり立ちをするころから可と思います。それもできるだけ短時間。

おんぶって、良いことはたくさんあるけど、やっぱり赤ちゃんを同じ姿勢でくくっているのです。そして、おぶっている人にも負担はかかります。

後追いがはげしくて、家事が出来ないよ・・・というときに、必要な時間だけサクッと使う程度が理想です。

何度も言いますが、おんぶが必要な度合いは個人差がありますので・・・

結び方はいろいろありますが、このタイプだと、9号サイズくらいの服を着る助成の場合、4メートル少しくらいの布があるといいですね。さらしでもいいです。
細かいことを言い出すと、どんな布がいいのかとかいろいろありますが、
□重さで避けてしまう物→×
□長い布がなかったので、短いのを縫い合わせたりくくったりした→×
※昔はそんなこともありましたが、安全を考えて、破けたり裂けたりする可能性は極力減らしてください。
□ニット素材→× 伸びる素材はおんぶには向きません。

初めての人は、周りでサポートしてくれる人がいるときや、お布団などやわらかいものの上でやってみてください。

あと、別に担ぎ上げなくてもいいですよ。机の上に座らせたり、誰かに赤ちゃんをだいてもらっていたり、自分が楽に出来る方法を見つけてください。

投稿者 子育ての文化研究所&NPO法人子育てを楽しむ会

投稿者プロフィール

迫きよみ
子育ての文化研究所のメンバーで、「チームAKAGO」の管理人もしています。
京都で生まれ育ち、19歳から31歳まで、滋賀県にある重度知的障害者の施設で住み込みで勤務。介護や高齢者の閉じこもり予防のコーディネートの仕事など6年間携わった経験もあります。保育士・介護ヘルパー2級。
(つづき)

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